新入社員のみなさん、仕事の疲れがでてませんか?有給休暇は心身の疲労を回復しゆとりのある生活を保障するための付与される休暇で、労働基準法に定められている労働者の権利です。つまり「有給」の休みなので、仕事を休んでも、賃金を減額されません。条件や日数について現役事務職の私が解説します。
有給休暇 新入社員におすすめの使い方
4月1日に入社された新入社員の方は、10月1日に有給休暇が付与されます。
おすすめの使い方は
- 入社半年後に、10日間の有給休暇を取得して、帰省や旅行でリフレッシュする
- 仕事の合間に、資格取得の勉強のために1日ずつ有給休暇を取得する
- 誕生日や記念日に合わせて、家族や友人と過ごすために有給休暇を取得する
- 休日にボランティア活動に参加するために、有給休暇を取得する
▶当日・前日に使える「仕事を休む理由」24選・例文集|翌日出社しやすい伝え方も
それでは、詳しく解説してまいります。
年次有給休暇はいつから、何日もらえるの?
有給休暇=「有給」で休むことができる
年次有給休暇は、心身の疲労を回復しゆとりある生活を保障するために付与される休暇のことで、「有給」で休むことができる、すなわち取得しても賃金が減額されない休暇のことです。(引用元:厚生労働省)
下記の①②を満たす、全ての労働者に有給休暇が付与されます。
年次有給休暇の発生要件(初回)
- 入社後半年間、継続勤務している
- 半年間の全労働日数の、8割以上の出勤がある
年次有給休暇の付与日数は、入社半年後に10日付与され、
1年経過するごとに、有給休暇が付与されますが、
付与される日数は入社日からの年数とそれぞれの働き方によって、増えていきます。
勤続年数 | 付与日数 |
半年~ | 10日 |
1年半~ | 11日 |
2年半~ | 12日 |
3年半~ | 14日 |
4年半~ | 16日 |
5年半~ | 18日 |
6年半以上 | 20日 |
参考:厚生労働省|年5日の年次有給休暇の確実な取得
年5日の取得義務がある 取り忘れに注意を
働き方改革で労働基準法が2019年4月改正され、年次有給休暇の取得が義務化されました。
(すべての企業において、年10日以上の年次有給休暇の付与される労働者に対して、毎年5日は使用者が時期を指定して取得させることが、義務付けられました)
※法令に違反すると会社が罰則を科されることもあるのです。
企業側は、計画的に年5日の有給休暇取得を進めていく必要があります
私の失敗談ですが、
会社は年5日年休を取得させなければならないとお伝えしましたが、
私は、職場の上司から
今月中に有給休暇を1日、ちゃんと取ってくださいね。
あっ!忘れてた!!
有給休暇があと1日残ってました。
免許更新の時に使おうと思って先延ばし、有給休暇の申請を忘れてました。
給与事務をしていながら、ひたすら猛省。
みなさんも、有給休暇の取り忘れには、注意して下さいね。
参考:厚生労働省|年5日の年次有給休暇の確実な取得
年次有給休暇の日数を知る方法
有給休暇の付与日数は、勤続年数と出勤日数により、個人で異なります。給与明細書に付与月、本年の付与日数が記載されている場合もあるので、ご確認下さい。
もし、わからなかったら、会社に問い合わせてるなどしてみましょう。
半日だけ休める有給休暇制度を設けている会社もある
最近では、半日の有給休暇の制度を設ける会社もあるようです。お子さんの学校行事、通院など1日休まなくても、半日休めればいいなあって時ありますよね。会社の「就業規則」を読んでみましょう。
私も以前はあまり取得できていませんでした。
終わっていない仕事があるのに心配だし、お休みしにくいなあなんて思っていました。
でも最近は、自分の体のメンテナンスやスキルアップに有給休暇を使っています。
不在時の業務に支障をきたさないよう、簡単な引継ぎをして、業務マニュアルを見てもらえるように、日頃からちょっとメモしてます。
(パソコンのファイルや、書類、かかってきそうな電話など)
それでも心配な方、下記の記事をご参考にして下さい。
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▶当日・前日に使える「仕事を休む理由」24選・例文集|翌日出社しやすい伝え方も
まとめ
働き方改革の目的が、「働く人が心身のリフレッシュを図ることを」
日本人は、有給休暇や産後パパ育休の取得率が低調で、働きすぎとも言われています。
有給休暇について
- 有給休暇は新入社員の場合、入社から半年後に10日間付与される
- 有給休暇は年5回の取得義務がある
おすすめの使い方
- 帰省や旅行、スポーツでリフレッシュする
- 仕事の合間に、資格取得の勉強のために1日ずつ使う
- 体のメンテナンスをして疲れをためず、体調を崩さないようにする
- 誕生日や記念日に合わせて、家族や友人と過ごすために
- 休日にボランティア活動に参加するために
有給休暇をとる準備と休んだあとは
- 余裕をもって忘れずに申請する
- 日頃から休んでもいいように業務マニュアル等を準備しておく
- 復帰後は、フォローしてくれた人へお礼や挨拶を忘れない
上手に有給休暇を使ってリフレッシュしてまいりましょう。