新入社員が給与振込口座を入社書類に書く時の注意点が8つあります。本人名義の口座はありますか?記入に誤りがあるとお給料の振込ができません。給与事務を担当している私が解説させていただきます。きちんと準備してお給料がもらえないことがないようにしましょうね。
給与振込口座を入社書類に書く時の注意点8つ
会社からのお給料の振り込みには、本人名義の口座が必要です。以下の8つに注意して、入社書類を記入しましょう。
- 口座名義 :本人名義であること
- 口座の種類 :普通預金口座をおすすめします
- 銀行名・本支店名 :金融機関名/金融機関コード(4桁)
:支店名/支店コード(3桁) - 口座番号 :ハイフンやスペースは不要(7桁)
- 届出期限 :届出が遅れると、給料のお振込みができないことがあるので注意
- 必要書類 :通帳やキャッシュカードなどの写し
- 提出方法 :書面またはオンライン
- 変更手続き :変更した場合は、速やかに会社に申請する必要があります
※5.6.7は会社によって異なりますので、確認をして下さい。
ここから、詳しく解説してまいります。
お給料の振込は本人名義の口座が必要
給与振込口座は、給与を支給されるご本人名義が必要です。
ご本人以外の口座にはお振込みはできません。
自分名義の銀行口座がない方は、
口座を開設しましょう
賃金の五原則
1. 通貨払いの原則
賃金は、日本円などの通貨で支払わなければなりません。商品券や金券などでは支払うことができません。
2. 直接払いの原則
賃金は、労働者に直接支払わなければなりません。労働者の家族や友人など、第三者に支払うことはできません。
3. 全額払いの原則
賃金は、全額支払わなければなりません。給与から差し引いて支払うことのできるものは、法律で認められているもののみです。
4. 毎月1回以上払いの原則
賃金は、毎月1回以上支払わなければなりません。
5. 一定期日払いの原則
賃金は、一定の期日を定めて支払わなければなりません。
これらの原則は、労働者が安心して働けるように、賃金の支払いに関する最低限のルールを定めたものです。
銀行名・支店名・口座番号の書き方
誤字脱字がないように注意して、銀行名・支店名は、正式名称で正しく記入して下さい。
略称や通称は使用しないでください。口座番号にハイフンやスペースは不要です。
銀行口座の必要項目
- 金融機関名/金融機関コード(4桁)
- 支店名 /支店コード (3桁)
- 預金種目(普通・当座)
- 口座番号 ハイフンやスペースは不要(7桁)
- 口座名義
ゆうちょ銀行の必要項目
店名(3桁の番号)
預金種目
口座番号
口座名義
ゆうちょ銀行で記号・番号しかわからない時
ゆうちょ銀行の口座の方は、通帳を見て、困った方はいませんか?
通帳の見開ページ下の印字を見る
「記号(5桁)、「番号(8桁)」8桁の時です。
通帳の見開ページの下部に、店番(3桁)・口座番号(7桁)が印字してありますか?
こんなかんじで
印字してあれば、それをご記入下さい。
ゆうちょ銀行の金融機関コードは、9900です。
印字がなくてわからない時 調べる方法
通帳に印字がなくて、記号と番号しかわからない時は、下記のご利用をおすすめします。
- ゆうちょ銀行のホームページ(外部サイト)で変換できます。
→記号番号から振込用の店名・預金種目・口座番号を調べる(外部サイト)
- ゆうちょ銀行 店番・店名対応表(PDF/18KB)(外部サイト)はこちらから
給与振込口座に変更があったら連絡を忘れずに
給与振込口座に変更があった時は、必ず変更の届出をお願い致します。
・氏名変更【通帳の名義変更後にお願いします】
(給与支給日の何日前までに届出をするかは、社内規約に従って下さい)
金融機関の名称変更、本支店の統廃合の時も届出をしていただけると大変助かります。
皆さまの大切なお給料のお振込みですので、正確かつ迅速にお手続きを進めさせていただく為にも、何卒よろしくお願い致します。
給与振込口座を選ぶ際のポイントは以下のとおりです。
- 預金金利
- 手数料
- サービス内容
- ATMの設置場所
- インターネットバンキングの使いやすさ
給与振込口座は、ご自身のライフスタイルやニーズに合わせて選ぶことが大切です。
給与明細書についてはこちらの記事で詳しく説明しています。